シュレッダーを使い続けると、細断くずがシュレッダー内部に残ります。 細断くずが内部に溜まると刃先を覆って部分的に切れない部分が出たり、刃がスムーズに回転せずに切れ味が落ちる原因となります。

シュレッダーに専用のオイルをさすことで細断くずを落ちやすくしたり、シュレッダーの刃の回転状態を良好に保ちます。1～2週間に1度程度の使用が目安ですが、使用頻度が高い場合には数回ダストボックスのゴミを捨てたらメンテナンスをするなど使用状況に合わせてメンテナンスを実施しましょう。

メンテナンス用品には「メンテナンスオイル」と「メンテナンスシート」の２種類があります。両方ともオイルをさすという効果は変わりませんが、メンテナンスシートは用意されているものを細断するだけでOKのため、より手軽にシュレッダーのメンテナンスを行うことが出来ます。また、メンテナンスシートの中には研磨剤が入った研磨剤付きのメンテナンスシートもあります。

		メリット	デメリット
メンテナンスオイル		1回あたりの 費用が安い	特になし
メンテナンスシート		かんたん	1回あたりの 費用がやや割高
メンテナンスシート (研磨剤入)		刃を研磨できる かんたん	1回あたりの 費用が高い

メンテナンスの使用方法には「紙に染み込ませて細断する方法」と「投入口へメンテナンスオイルを直接塗る方法」の２種類があります。いずれの場合もダストボックスの汚れを防止するため、事前にダストボックスの底へ用紙を3枚ほど敷いてください。

紙に染み込ませて細断する

1. 

   用紙3～4枚を重ねて、一番上の紙に図のようにオイルを塗る。
   ※3～4枚まとめて細断できるシュレッダーかご確認ください

2. 

   オイルを塗った紙の上に用紙を重ねる

3. 

   できあがった紙をそのままシュレッダーにかける

投入口に直接塗る

1. 

   投入口の端から端までライン状に、オイルを刃の部分に注入する。
   ※投入口にフラップがついているシュレッダーはフラップを持ち上げて注入してください。

2. 

   シュレッダーの「逆回転ボタン」を押して、5秒ほど逆回転する。手動式の場合は正回転と逆回転を10秒ずつ繰り返す。用紙を1枚シュレッダーにかけて完了。

メンテナンスシートの使い方は非常にかんたんで、普通の紙を細断するのと同じ手順で細断するだけです。細断する関係上、「使用するためには、一度に細断できる枚数が何枚以上」という制約がありますので、ご自身のシュレッダーで使用可能かどうか事前に確認しましょう。

メンテナンスシートの中には研磨剤が含まれているものがあり、通常のオイルの効果に加え刃の研磨効果を見込むことが出来ます。1回あたりのメンテナンス費用は割高にはなりますが、より良好にシュレッダーの状態を保ちたい場合はこちらを選択するのもありでしょう。

一部の業務用シュレッダーにはメンテナンス用品が付属しているモデルもあります。以下のシュレッダーはオイルが付属しています。